こんにちは!エンジニアのぱやぴです!
全国高等専門学校プログラミングコンテスト(以下、高専プロコン)の第34回福井大会が2023年10月14日〜10月15日に開催されました。今回は私の会社AGESTが協賛することとなり、私もメンバーとして参加してきました。
私自身、高専プロコンのことをよく知らなかったのですが、実際に参加してみて、学生の皆さんの技術力と熱い想いにとても刺激を受けましたので、その様子をお届けしたいと思います。
高専プロコンとは?
全国の高等専門学校の学生がアイデアや技術力を競う大会です。
「課題」「自由」「競技」の3部門で開催されています。
以下公式HPです。
課題部門
課題部門は2年に1度テーマが変わり、そのテーマに沿った作品を開発し最も優れたシステムを決める部門になります。今回は昨年に引き続き「オンラインで生み出す新しい楽しみ」というテーマでした。
将棋やカルタなどオンラインで楽しめるゲームを開発しているチームや、普段の活動や、ゲームなどをみんなでオンラインで楽しめるように考えられた作品、音楽などをオンラインでより楽しめるような工夫をしている作品などが多く出ていました。
自由部門
自由部門は課題部門とは違い自分たちが困っていることや、関心のあることなど自由なテーマで独創的な作品を開発し、最も優れたシステムを決める部門になります。
学生寮の洗濯管理についてや、アクリル廃材の再利用、高齢者の服薬管理など身近な問題から社会問題など幅広い問題に対処する作品から、音楽やアートなどのユニークな視点での作品が多く出されていました!
競技部門
競技部門は与えられたルールに沿ってプログラムを作成し、そのプログラムを用いてゲームを行いチーム対抗戦を行う部門になります。
今回は「決戦!n乗谷城」というテーマで行われており、2チーム対戦型の陣取りゲームでした。静かに競技が進んでいくなか、出場している学生さん等の真剣な表情から緊張感が伝わり、熱い戦いが繰り広げられていました!
会場の様子
今回の会場は福井県鯖江市の「サンドーム福井」という場所でした。
特徴的な外装の建物で、カッコよかったです!!
内部では学生さん等が、自分のような企業の方や一般の参加者さん等に説明してくれました。 学生さん等はみんな自分たちの作品について熱く説明しており、聞いていると学生さん等のフレッシュさや熱量、作品に対しての自信が伝わってきてとても素晴らしかったです!
また、使っている技術やテーマを決めたきっかけ、デザインなど質問をするとそれぞれ担当の人が回答を返してくれて「なるほど…すごい…」となり続けながら説明を聞いていました!
競技部門も熱い戦いが繰り広げられていました!次回参加するできたらもっとルールを最初から把握し、より熱く観戦をしたいと思いました!
個人的に印象的だったもの
全部の作品を体験できたわけではなかったのですが、自分が体験した中で印象的だったものを2つ紹介したいと思います。
VibraSymphony -全ての人にリアルなVR体験を-
こちらは石川県の石川高専の自由部門の作品です。
視覚・聴覚のみでしか体験できなかったVRライブに振動するデバイスを取り入れ、臨場感を向上させるという目的の作品でした。
胸部・腹部に振動するスマートフォンを入れたベスト、振動デバイスを入れた靴を着用し、VRライブを体験させていただきました。振動が本当にライブ会場の音の振動を感じているようで本当にその場でライブの音が鳴っているような感覚になりました。
作品の完成度も学生さん等の協力して説明をしてくれたところも非常に素晴らしいと思いました!
Learn Mate 学生の学生による学生のための連絡アプリ
こちらは福岡県の有明高専の課題部門の作品です。
学生同士の掲示板、先生との匿名のチャット、ToDoリストや時間割など学生生活を送るにあたって欲しいものがたくさん入っている作品でした。実際に困っていることやこうあったらいいなという学生目線で作られており、自分も学生の時にこのような仕組みがあればな…と思いました!
先生へ質問をする抵抗軽減のために匿名にしたり、匿名でも悪戯等ができないようにしていたりなど、使用時の想定が細かくされていて素晴らしかったです!
AGEST企業賞
AGEST企業賞を授与したのは福岡県の久留米高専の自由部門「SeQuick-気軽な学習ゲームで、セキュリティ人材を増やそう-」でした!おめでとうございます!
SeQuick-気軽な学習ゲームで、セキュリティ人材を増やそう-
セキュリティ人材の不足を課題としてゲーム形式で楽しく継続的にセキュリティの学習を行う目的の作品でした。非常にセキュリティを学ぶのに効果的であり、会社の研修等でこのようなシステムがあれば、効果的に楽しくセキュリティについて学ぶことができると思いました!
感想
まず、チームでテーマを決めてみんなで協力して作成をやりとげたということ本当に尊敬します! また、タイトルにもありますが「熱を浴びた!」と感じました。エンジニアとして、ものづくりをしているものとしてその熱に感動し、自分も頑張ろうと思えました!
また、今回参加している中で企業紹介等を行う機会もあり、弊社が専門としている品質の話題など今回の作品作りのなかで共感してもらえる部分や興味を持って聞いてくれる学生さんが多く、改めて弊社の領域について自信を持つことができました!
最後に
これからのITを引っ張っていくであろう学生さん等と交流できたこと、非常に貴重な体験をさせていただきました!
また、学生さん等のフレッシュさやものづくりへの熱量、チームメンバーと協力しているところをみて非常にエネルギーをもらえました!
参加した皆さん、お疲れ様でした!
ここまで読んでいただきありがとうございます。