こんにちは。ぶれです。今回はCBT化されたJSTQB認定テストを早速受験してきましたので、受験レポートを記したいと思います。

JSTQB認定テストがCBT化されたよ

2022年10月3日から、Foundation Level試験(CTFL)とAdvanced Level テストマネージャ試験(CTAL-TM)のCBT(コンピュータ・ベースト・テスティング)による試験受付が開始されました。
※JSTQBからパートナー企業へ提供される情報によると、Advanced Level テストアナリスト(CTAL-TA)のCBTによる試験は2023年2月開始予定

CBTによるJSTQB認定テスト技術者資格試験の概要は、下記サイトを参照してください。
https://www.pearsonvue.co.jp/jstqb
今回はCTFLを10月4日に申込、10月5日に受験してきましたので、申込から受験までの流れを備忘録として記載していきたいと思います。

JSTQB 申込完了まで

JSTQB認定試験申し込みWebサイトにアカウント登録を行い、試験予約を行うかたちとなっています。

JSTQB認定試験申し込みWebサイト
https://qualification-jstqb.com/examinee/

登録方法が分からない方は日科技連が独自に作成した登録サポートガイドがあるので、参考にするといいかもしれません。

日科技連作成 登録サポートガイドhttps://www.juse.or.jp/sqip/qualification/jstqb/JSTQB_CBT_account_support_guide.pdf?20220930

ログイン後はホーム画面の【試験予約までの流れ】に沿って進めていくだけ。自分は何も読まずに「試験予約」を押したら何も表示されずに???だったので、申し込みWebサイトの【予約までの流れ】はちゃんと読みましょう!

CBTで選択できる会場と予約可能時間ですが、自分が在住している地域では全6か所、
選択した受験会場の営業時間は平日10時~20時、土日祝10時~18時となっており、営業時間内に試験が終了する時間且つ、空席状態であれば好きな時間に予約が可能となっていました。

ピアソンVUEの全国のテストセンターで受験可能で、お近くにテストセンターがあるかは、こちらで検索できます。
画面右の「テストセンターの検索」  https://www.pearsonvue.co.jp/jstqb

支払方法に関して、以前までのペーパーテストでは銀行振込も可能でしたが、CBT方式になってからはクレジットカード(VISA、Master、JCB、AMEX)のみとなっているので注意が必要です。

試験当日の流れ

受付:身分証明確認 電子署名 顔写真撮影

申し込み完了メールなどに”受付手続きに10分くらいかかるので15分前までにお越しください”と記載されていたので、試験開始の20分ほど前に試験会場に到着。すぐに案内されて、受付から顔写真撮影。ここまでの所要時間約5分(早い…)。平日朝だったので空いていたからか、10時30分からで受験申込をしていましたが、準備ができ次第いつでもいいですよとの事で10時20分頃に試験場に入室、即受験となりました。

入室~試験中

総所要時間は、NDA 5分 + 試験 60分 + アンケート 10分の計75分。
問題数は4択形式の全40問。

試験会場の様子は会場によって異なると思いますが、自分が受けた会場は全部で20席くらいの部屋で、左右の壁沿いに座席が配置されていました。受験時間が朝だったせいなのか受験中の人は3~4人程で左右に人はおらず、集中できる環境でした。ただ、左右に人が居た場合は仕切があるとはいえ少し気になるかもしれません。

座席には以下のものが用意されていました。

・ラミネート加工されたホワイトノート
・ペン
・ヘッドホン

試験中にメモや計算がしたい場合は、ホワイトノートを使います。ホワイトノートに書いた内容は消せないので、書くスペースが足りなければ追加のノートを貰う事が可能です。また、周りの音が気になったり集中したい場合は、備え付けのヘッドホンを着用して受験することができます。

試験は1問1画面で表示され、正解だと思う選択肢のラジオボタンをクリック後、「次へ」ボタンをクリックすると次の問題が表示され、もし1問前へ戻りたい場合は「前へ」をクリックすると前の問題が表示されます。また、各問題に見直しフラグを付ける事が可能となっていて、全問回答し終えると表示される見直し画面でフラグを付けた問題が確認できます。見直しフラグのついた問題の旗マークに色が付いているため後で見直したいと思った問題が視覚的に分かり、その問題にワンクリックで飛べるようになっています。実際に試験を受けた感想としては、試験環境(モニタ)のせいか文字が全体的に左右に引き伸ばされていて若干読みにくかったです。

以前までのペーパーテストでは、マークシートのつけ間違いで以降の回答が全てズレてしまっていて遡って修正する羽目になり貴重な受験時間を削ってしまった経験がありますが、今回のCBTは、選択ミスをしてもその問題だけ選択し直せば良かったので受験時間を有効に使う事ができ、また選択ミスの不安もほぼ無く安心して受験できました。

また、見直しを行う場合も見直したい問題をすぐに確認しに行ける点もCBTならではだと思います。
普段PCを使い慣れている人なら操作に戸惑うことは少ないかなと思いますが、ピアソンVUEの以下のサイトで練習もできますので、念のため事前に操作を確認しておくといいでしょう。

CBT版サンプル試験
https://wsr.pearsonvue.com/demo-jp/

試験問題の出題傾向としては、ISTQB_Exam-Structure-Tables_v1.4.pdf(4P目のExam Structures Rules参照)の試験構成表の通りだった感触でしたので、CBT以前の試験と同様の受験対策で良いと思います。

下記ページのDownload Materialsより取得
https://www.istqb.org/certifications/certified-tester-foundation-level

試験終了後のアンケートは全部で15問ほど。選択式で受験者の職種や受験経緯を答えたり
CBTの登録・予約方法や試験について自由記述で答えたりといった内容でした。

退室~合格発表

受付で氏名・試験名・受験日などが記載された受験完了レポート(A4用紙1枚)を貰い、今回の試験は終了となりました。CBTの場合、試験終了後割とすぐに結果が出るイメージでしたが、本試験の結果はすぐにはわからず、受験後2週間以内に申込Webサイトで確認可能との事。果たして、結果やいかに。
ちなみに再受験ポリシーは以下のとおり( https://www.pearsonvue.co.jp/jstqb から引用)。

該当者再受験に対する制約
合格者・不合格者同じ試験を再受験したい場合、最後の受験日から3カ月後以降の受験分からご予約頂けます。
(予約登録は、受験結果が案内された後 [受験日から約 2 週間後] から可能です)
欠席者なし。(予約登録は、最後の受験日の 3 日後から可能です)

また、CTAL-TMの受験資格にCTFL合格からの日数などの規定がないので、業務経験3年以上の自分がCTFLに合格した場合、経歴審査申請・受理されれば即CTAL-TMが受験できると思われます。(経歴審査申請はCTFLを取得していないと行えない)。いずれにせよ、これまで年1回のみの試験だったAdvanced Levelが、この短期間で取得できる(可能性がある)のは非常にいいことだと思います。

さいごに

今回CBT方式で資格受験を行うのは初めてでしたが、試験日に縛られず好きなタイミングで受験出来るのはいいことだと思いました。しかし、いつでも受験出来るからいいやでダラダラと過ごしてしまいそうなので、自分でしっかりと目標地点を定めてやらないといけないとも思いました。さいごに、CTFL合格発表前ですが、”目指せ!CTAL-TM合格”。

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