みなさん、こんにちは!
ゆーすけです。
10月26日~28日の3日間、幕張メッセで「Japan IT Week 秋」が開催されました。
というのは以前こちらブログもお伝えした通りです。
その中でミニセミナーというものを行わせていただいた、というのもブログに記載されていますが、今回はどのようなミニセミナーを行ったか、ということを書かせていただきたいと思います!
第三者検証のプロが語るミニセミナー
今回AGESTとして3つのミニセミナーを実施させていただいています。
内容としてはこちら
「日本を取り巻くサイバー脅威情勢と脅威インテリジェンスの活用」
「はじめよう、第三者検証」
「テスト自動化を成功させるための3つのポイント」
この中で自分がセミナーを担当したのは「はじめよう、第三者検証」というものとなります。
なぜ今第三者検証なのか?
Japan IT Weekには春と秋がありAGESTはそのどちらにも、毎回参加しています。半年前のIT week春のミニセミナーのテーマは以下でした。
・アジャイル時代の実績・効果的なテストのやり方
・市場不具合を減らす方法が分からないッ!!
・テスト自動化を成功させるための3つにポイント(秋も再演)
※iT week春のテックブログはこちら
※IT week秋のミニセミナー資料より
結果、現在、第三者検証を使っているお客様より、とても大きな反響を頂きました。一方で、「テストを外だしして実施(第三者検証)出来るなんて初めて知った」というお客様や「第三者検証ってどうやって始めるのか分からない」というお客様もいらっしゃいました。
※その時の反響を自分なりにまとめたのがこちら
※IT week秋のミニセミナー資料より
つまり、どんなによいソリューションがあったとしても、ソリューションを受け入れる文化がないと意味がない、という一つの結論に至ったわけです。
つまり、
※IT week秋のミニセミナー資料より
という一つの結論になり、ソリューションを作るのに合わせてサービスの認知度をあげていかなければならない、我々の業界は畑に種まけば育つものではなく、まずは畑を耕して肥料をあたえることから始めないといけない、と思った次第です。
なぜテストのアウトソースが少ないのか
「テストを外だしして実施(第三者検証)出来るなんて初めて知った」という反響の声を書かせていただいていますが、ざっくりとした市場規模と数字を表したのが下の資料です。
この数字はある程度推測を含む数字になりますが、
産業規模・工数規模・売り上げ規模を考えると、頭ごなしに否定はできない数字だと思っています。
そして、なぜアウトソース(委託、SES、派遣含む)されないか、ということを考えると、
・第三者検証というものを知らない
というものにあわせて、
・どの領域なら(どの領域からなら)外部委託が可能なのか
・上流工程(WF)でのテスト活動支援にどういったものがあるのか
ということを我々が伝えきれていない、と考えました。
※IT week秋のミニセミナー資料より
ウォーターフォールに、テスト活動・AGESTの代表的なサービスの一部をあてはめたのが上記の図となります。
テスト活動のボリュームゾーンである下流工程では第三者検証を使っている、という企業様は増えてきていると思いますが、
「上流工程から活用することができる」
という点はまだまだ啓蒙活動から必要だと感じています。
また下流工程においても、
「基本的な機能チェックは自社内でできるが、多端末検証の網羅性に悩んでいる
また多端末に関する手配、コストに課題感をいただいている」
という内容は今回のイベントでも実際に耳にさせていただきました。
「多端末検証だけ外部に出す(1機種1時間のテストを100端末でやってほしい)」
というピンポイントの活用も当然できますので、最後にお伝えしたメッセージとして以下のものになります。
実際にやってみて
第三者検証の根幹を語るセミナーとなりましたが、やっていた所感として
思った以上に立ち止まって聞いていただいている、というのが正直なところでした。
実際にブースに立ち寄っていただいて、その中でいただいた質問傾向としては自動化に関する質問(自動化チームはほぼフル対応状態でした)が最も多かった印象がありますが、今後も
「第三者検証の認知度、浸透度はそれほど高くはなく、ソリューション/サービスを構築するのに合わせて我々の業界認知度自体を上げる活動をしていかないといけない」
と今回のミニセミナーで感じたことを大事に、業務に努めたいと思った次第です。