はじめに

皆さん、テスト自動化に取り組んでいますか?最近では有償・無償を問わず多くのテスト自動化ツール・サービスがあるので、自動テストに挑戦したことがあるという方は多いかと思います。しかし、導入してみたものの運用できず、諦めてしまったという方もまた多いのではないでしょうか。この記事では、自動テストの中でも「E2E(エンドツーエンド)テスト」に対象を絞って、自動化を成功に導くためのコツをお伝えします。

自動テストを対象の粒度で分類すると、以下の3つに分けられます。(出典:「初めての自動テスト」オライリー・ジャパン)

  • UIテスト:エンドユーザと同じくユーザーインターフェースを操作して行うテスト
  • 統合テスト:ユーザーインターフェースは使わず、その基盤となっているサービスの疎通を確認するテスト
  • ユニットテスト:プログラムの小さな単位をコードレベルでテストする、高速なテスト
図1 テストのピラミッド

この記事で「E2Eテスト」と呼ぶのは、上の分類で言うと「UIテスト」と同じものです。システム全体が問題なく結合し動作していることを外側からテストするという意味で「エンドツーエンド」という言い方をしています。

E2E自動テストで陥りやすい罠

自動テストが運用に至らない理由は様々ですが、たとえば以下のようなことが考えられます。

  1. 自動化したいテストの内容がツールで実現できなかった
  2. テスト作成の工数が取れなかった
  3. テスト結果が不安定で、信頼性のあるテストとならなかった
  4. 仕様変更にテストの変更が追いつかず、テストが陳腐化してしまった

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