連載3回目となる今回は自動テストの成功基準の説明になります。
自動テストは実装したものの運用が続かず断念することが多いと感じます。目的を明確にして自動テストを導入したものの、その目的を達成できているとは思えないと感じることはないでしょうか。
「何が問題かわからないが運用が続かない」という場面に必要なものが自動テストの成功基準です。
<自動テストはなぜ失敗するのか 連載一覧>※クリックで開きます
【第1回】自動テストはなぜ失敗するのか?
【第2回】TestArchitect for Mobileの動作検証
【第3回】自動テストの成功基準|6つのポイントをチェックする
自動テストの目的と6つの成功基準
自動テストの目的
自動テストの目的はテストの効率化です。その目的を達成するためには運用時の実行回数を重ねることが必須です。自動化スクリプトを実行する運用フェーズで何回、何十回も実行することが自動テストの成功には必要です。
実行回数を重ねるためには「実行のしやすさ」「実行する価値」を考慮した自動テストの構造にしなければなりません。
効率化の効果の少ないテストの自動化、メンテナンス効率の悪い構造など実行しやすい運用を考えていない自動化システムでは実行が続かず自動化断念となってしまいます。
自動テストの失敗する多くの場合、自動テストの成功基準を持っておらず成行きで自動化の実装を行っていることが多いです。自動テストの長期運用を成功させるための基準を設け、その基準をクリアできるスクリプトの実装を行うことが成功に必要になります。
6つの自動テストの成功基準
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