こんにちは。まーくー&くまねこです。
懲りずにまた二人で出てきました!
今回はソフトウェアテストの学び直しとして、まーくーがアジャイルソフトウェア開発技術者検定試験を受けてきました!まーくーがやった学習内容の紹介や感じたことを会話形式でお話させて頂ければと思います。
最後まで楽しんで読んで頂ければ幸いです!
自己紹介
まーくー
QA業界経験2x年のベテラン(おじさん)エンジニア。 前回のブログ(ゆるっと♪ファームウェアテストよもやま話)でJSTQB ALTM試験を受けると匂わせましたが、もう少し準備期間が必要そうです😅
くまねこ
QA業界経験1x年のエンジニア。
フェンスに腰掛けJSTQBの学習をしていたところ、またもまーくーさんに呼び出される(笑)
イラストby くまねこ
それでは、二人のやりとりをお楽しみください。
まーくー学び直しを決意する!
まーくー:くまねこさんさぁ、アジャイル開発ってちゃんと理解している?
くまねこ:どうしたんですか?唐突に・・・
まーくー:いやね。テスト業界に入って20年以上経つけど本格的なアジャイル開発プロジェクトって、まだがっつり参画した経験が無いんだよね。。。
くまねこ:まぁ、前回話していたファームウェアテストの現場は基本ウォーターフォール型開発でしたからね。
まーくー:そうなんだよね。アジャイルライクなプロジェクトには少し関わったことはあるし、書籍「アジャイルサムライ」とかは読んだことはあるけど、実際「アジャイル開発」をちゃんと理解しているかって不安なのよ・・・
くまねこ:渡る世間はアジャイルばかり?増えてますもんね。
まーくー:JSTQBのFL Extensionとしてアジャイルテスト担当者というのがあるけど、日本ではまだテストが実施されてないからなぁ。。。
くまねこ:海外で受験するとか(笑)あっ、まーくーさん。アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験というのがありますよ!
まーくー:なんですと!じゃ、学び直しも兼ねてアジャイルソフトウェア開発技術者検定試験受けるぞ!!!
くまねこ:えー!急展開(笑)
アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験とは?
まーくー:ところで・・・ちと聞きづらいんだけど、アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験てなに?
くまねこ:全然知らないんですか???アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験コンソーシアムさんが運営している、アジャイル開発のスキルを客観的な尺度で分析・判定する試験のことですよ!(くまねこ調べ)
💡アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験
アジャイル開発のスキルを客観的な尺度で分析・判定するのが、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験です。
試験システムとして、CBT(Computer Based Testing)を採用しています。いつでも、どこでも受験することができます。4肢択一スタイルの問題、平均で70%の正解率を得られるよう、難易度を調整しています。
合格基準は80%以上の正解率です。
※アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験のご案内「アジャイル検定とは」より
受験料 10,000円(税別)
受験料には受験受付、試験の実施、合格者への証明書等、一切が含まれています。
※アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験のご案内「受験するには」]より
まーくー:おぉ、Lv1の認定内容として「アジャイル開発に参加するのに必須となる知識が出題されます。(中略)すべてのアジャイル開発に必要なスキルが認定されます。」って書いてある。まさに自分のアジャイル開発に対する知識レベルを確認するのにちょうど良い感じだね!まさにうってつけ♪
学習方法のイメージを立ててみた
まーくー:でも、せっかくだから合格したいよねー。合格した人はどんな学習方法だったのだろうか?Webで調べてみよう!
くまねこ:情報提供している人で5時間程度の学習時間で合格している人もいるみたいですよ!!!
まーくー:なにぃぃぃ!あら?でもその人はかなりのアジャイル経験者みたいだね。びっくりしたぁ。私のアジャイル開発経験はちょびっと齧った程度なのでアジャイル検定公式テキスト(以下テキスト)中心の学習をしっかりやらなくては!そして知識に厚みを持たせるため「アジャイルサムライ」を読み直す!
くまねこ:気合入ってますね!(学習方法のイメージという割には気合に偏ってる気が・・・)
まーくー:テキストは120ページほどだし、文章も読みやすそうだから繰り返し読むことができそうだよ。
くまねこ:じゃ、さっさと気合で試験申し込んじゃいましょう!
まーくー:えぇぇ!(展開が早い・・・)まだ学習始めてないし・・・
くまねこ:この日が良いんじゃないですか?
まーくー:(他人事だと思って・・・ええぃ、背水の陣じゃ!)その日(10日後)のテスト申し込んだよ!最寄り駅の隣の駅前がちょうど空いてたし。
くまねこ:もうやるしかないですねー!( ̄ー ̄)ニヤリ
💡 申込みの詳しいやり方、CBTの様子などは、下記記事をご参照下さい♪
アジャイルソフトウェア開発技術者検定Lv1 受験レポート
アジャイル検定公式テキストを読んで
数日後・・・
くまねこ:まーくーさんアジャイル検定の学習は進んでいますか?
まーくー:ぼちぼちでんなー(笑)
くまねこ:(なぜエセ関西人?)
まーくー:予定通りテキストを1回読み終えたよ!このテキストって、下記の構成で簡潔に且つアジャイル開発の基礎知識が学習できるんだ。演習問題もついてるし♪問題は基本的な内容なんだけど、しっかりテキストに書いてあること理解してないと間違えてしまう問題もあったり、学んだ内容のチェックにはちょうど良い感じなんだ!
💡 アジャイル検定公式テキスト目次(抜粋)
第1章 アジャイル開発の概要
第2章 アジャイル開発に対する基礎知識
理解度確認! 演習問題
第3章 アジャイル開発におけるプロジェクト管理
理解度確認! 演習問題
第4章 開発チームの運営
理解度確認! 演習問題
第5章 アジャイル開発の各種手法
理解度確認! 演習問題
(書籍の詳細 アジャイル検定公式テキストより)
くまねこ:それは良かったですね!
まーくー:うーむ・・・
くまねこ:どうしたんですか?
まーくー:でもテキストを読むと・・・アジャイル開発に携われるエンジニアってかなり開発者よりじゃなきゃダメなんじゃないか?って印象を受けたんだよね。特に多能工のところなんてコーディング出来ない私にはちと「ハードル高っ!」って感じたのよね。。。
💡 多能工
「アジャイル開発は、設計、実装、テストを同時に行うと説明しました。アジャイル開発を行う開発者には、これらを全てできるスキルが必要です。」
※アジャイル検定公式テキストP8より
くまねこ:僕もアジャイル開発では開発者とかテスターとか分かれてないって聞いたことあります。あっ、でもJSTQBに「アジャイルテスト担当者」ってシラバスあるくらいだから、テスターの知見を活かせるところも多々あるんじゃないですかね?
まーくー:そっか、JSTQBの「アジャイルテスト担当者」のシラバスも読んでみれば、テスターのアジャイル開発への関わり方が分かるかもしれないな!そして自信を失わなくても済むかもね(笑)よしっ!アジャイルサムライは今回はスキップして、JSTQBの「アジャイルテスト担当者」のシラバスを読んでみよう!
「テスト技術者資格制度 Foundation Level Extensionシラバスアジャイルテスト担当者」を読んで
試験前日・・・
くまねこ:まーくーさん、また会いましたね。どうですか調子は?
まーくー:さっとだけど、テスト技術者資格制度 Foundation Level Extensionシラバスアジャイルテスト担当者 Version 2014.J02)(以下JSTQBシラバス)読んだよー。
💡テスト技術者資格制度 Foundation Level Extensionシラバス アジャイルテスト担当者 目次(抜粋)
0. 本シラバスの紹介
0.1 本書の目的
0.2 概要
0.3 試験のための学習の目的
1 .アジャイルソフトウェア開発
1.1 アジャイルソフトウェア開発の基本
1.2 アジャイルアプローチの特徴
2.アジャイルテストの基本的な原則、プラクティスおよびプロセス
2.1 テストにおける従来型アプローチとアジャイルアプローチの違い
2.2 アジャイルプロジェクトでのテストステータス
2.3 アジャイルチームにおけるテスト担当者の役割とスキル
3.アジャイルテストの方法、技法、およびツール
3.1 アジャイルテストの方法
3.2 品質リスクの評価とテスト工数の見積り
3.3 アジャイルプロジェクトの技法
3.4 アジャイルプロジェクトにおけるツール
くまねこ:じゃ、随分理解が深まったんじゃないですか?
まーくー:うーん。おじさんの頭脳だと、テキストとJSTQBシラバスを絡めて理解を深めるにはもっと読み込まないとこまないとダメっぽい(笑)
くまねこ:どういうことですか?
まーくー:考えてみれば当然のことなんだけど、JSTQBシラバスの方はアジャイル開発の概要とともにテスト担当者に必要なことを書いているんだ。でもテキストの方は開発者目線(開発担当者、テスト担当者を分けずに)で書かれている。アジャイル開発の概要や、プロジェクト管理方法、XPやテスト駆動開発などアジャイル開発の進め方なんてところはテキストと共通なんだけど、違う目線の文章を読んだことで逆に混乱したというか・・・😅
くまねこ:えー!!!
まーくー:読み込みが浅いせいなのか、目線の違いを整理しきれなかった。例えばJSTQBシラバスにある「チーム全体アプローチ」と同じ意味を持つ言葉をテキストで探しちゃったりして、結局見つけられなかったりとか・・・テキストの第3章なんかで言及しているのかな?って気はしたんだけど。。。
くまねこ:完全に混乱しちゃってますね。。。試験は明日ですよね?どうするんですか???
まーくー:「アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験」なんだから、もう一回基本に戻ってテキストを復習しようと思ってる💪
試験が終わって・・・
くまねこ:まーくーさん、試験はどうでしたか?
まーくー:前日の夜はポイントだと思うところに貼った付箋箇所を中心に再度テキストを読み直して、当日朝も喫茶店で付箋箇所の復習をして臨んだよ。
くまねこ:試験問題自体はどんな感じだったんですか?
まーくー:CBTで試験問題を持ち帰れないから説明は難しいけど、問題のレベルとしてはテキストと変わらない感じで、しっかりとテキストを読み込めば、比較的答えを導き出すのは難しくなかったかも・・・
くまねこ:かも???
まーくー:やっぱり、学習方法で迷子になったりしたから十分な理解が進んでなかったみたい。4択問題で2択までには絞れるのだけど、決め切れない問題が多々あったよ。試験時間60分で60問と時間が限られているので、自信の無いところはマークを付けておいて、とりあえず最後まで問題を回答して残り時間30分。1/3くらいが悩んだ問題(多すぎ?)だったから、それを回答して残り10分。最後の最後の見直しでギリギリ1分前に回答完了って感じだった・・・
くまねこ:試験の結果ってすぐ出るんですよね?どうだったんですか???(興味本位ニャニャ)
まーくー:あんまり言いたくないけど・・・ギリギリで合格!試験終了後のアンケート答えると、その次の画面で結果が表示されるから、ドキドキしたよ!
くまねこ:不合格だったらこのブログ書けなかったですしね(笑)
まーくー:(うっ、図星😅)こんにゃろ!
※氏名とプロメトリックID、点数を加工してます。点数は恥ずかしくて出せませんでした😅
受験を振り返って
くまねこ:いやはや、急な展開でしたが、受かっちゃうなんてさすがです!今回、試験を受けてみていかがでしたか?
まーくー:そうだね、期間が短かったからこそ、自分なりには集中して学習できたかな(迷子にもなったけど)。ギリギリだったけど最低限の成果を上げられてホッとしたよ。さらに理解を深めるには、テキストの読み込みがもっと必要だと感じている。設問の中で正解はわかるけど、理解が浅いと間違えている箇所を判別するのが難しいって印象だった。
それに「アジャイルソフトウェア開発技術者検定」っていうぐらいだから、開発者の視点に絞って学習した方が試験的には近道だったかもしれない。テストの視点は、応用編かなぁ…実際の現場ではテスターがいることもあるみたいだけど、アジャイル開発では原則として役割がテスターのみって人はいないとされているしね…
今後の業務の中で、今回学習したことを取り入れて、テスト以外の領域にも目を向けて動いていけたらなって思ってるよ!(目指せ多能工?)
今の気分は「まだまだ知識が足りないなら、本屋に出て参考書を買えばいい!誰も「どうして?」なんて聞かないから♪Come on⤵」って感じかな?
くまねこ:Yeeeeeeeeeeaaaaaaaaaah! \🐼/
おわりに
まーくー:いやー、結構勢いで受験を決めて動き出したけど、今回の「アジャイル検定公式テキスト」はアジャイルの原則を理解するのに良い教材だと思う(公式だしね!)。それに自分のようなおじさんでも頑張れば新しい資格も取得できる!って分かったのは良かったかな?これをきっかけに多能工を目指して、プログラミングも学習してみようかな?って思ったり思わなかったり(笑)
くまねこ:まーくーさんがプログラム…!そしたら僕がテストしますね!
まーくー:くまねこさんは愉快犯だからなぁ…突拍子もない観点でテストされそう(笑)
最後に妄想が膨らんでしまいましたが、ゆるっとまーくーの学び直しをご紹介させて頂きました。今回はここまでです!
くまねこ:くまねこでございま~す。次回のまーくー&くまねこは、
- まーくー、JSTQB ALTM試験、いったいいつ受けるの?まだでしょ!(仮)
- くまねこ、探索的テストを探索する?(仮)
の2本でーす。
二人:最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪次回もまた見てねー🐻ノシ 🐼ノシ
🐻ゆるっと♪シリーズ🐼
第1話 ゆるっと♪ファームウェアテストよもやま話
第2話 ゆるっと♪学び直し!アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験
第3話 ゆるっと♪どうやってる?探索的テストの世界!
第4話 ゆるっと♪学び直し! [書籍]基本から学ぶソフトウェアテスト!
第5話 ゆるっと♪学び直し![書籍] 基本から学ぶソフトウェアテスト!②~あきらめてしまわないでね 難しさ感じても~