前回の記事では、1人目QAとは何かや1人目QAに求められているもの、そして1人目QAとしてJoinした後の立ち回りなどについて説明しました。
今回は1人目QAが実際に組織の中で「品質保証」を浸透させる際のアプローチについて説明します。
<1人目QAとしての立ち回り 連載一覧>※クリックで開きます
【第1回】1人目QAの位置づけと、開発組織へのアプローチの仕方
【第2回】組織に品質保証を浸透させるアプローチ
【第3回】品質保証やQAエンジニアを知ってもらうための取り組み
【第4回】1人目QAのスタートは開発組織の現状把握から。やるべきこと・把握すべきこと。
1人目QAの役割である「品質文化の浸透」
一般に「QAエンジニア」と言った場合、求められるスキルや現場での役割などは組織によってさまざまです。この点を整理し、QA関連の各種スペシャリティをわかりやすくするために、ソフトウェア技術者協会の分科会の一つ、ソフトウェア品質保証分科会(SigSQA)が考案したのがQMファンネルです。
参考:品質を加速させるために、テスターを増やす前から考えるべきQMファンネルの話(3D版) | PPT
QMファンネルでは、3つのスペシャリティ
– TE:テストエンジニア
– PE:パイプラインエンジニア
– QA:QAエンジニア
が表現されているほか、それぞれのスペシャリティについて5つのロール
– スプリット
– インプロセス
– コーチ
– コンサルタント
– プロモーター
が定義されています。
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