はじめまして。エビマヨ太郎です。
好きな筋トレはローイングです。
当社では、将来の若きエンジニア候補の皆さんに、ソフトウェアテストを始めとする品質に関わるお仕事を体験して頂きたいと、インターンシップ制度を設けています。
私は今回インターンの中で、テスト自動化体験の講師を担当しました。
やったことの簡単な説明と個人的な振り返りについて書いていこうと思います。
講師として対応したこと
テスト自動化体験として丸々1日使って以下を実施しました。
- 自己紹介
- テスト自動化についての説明
- Autifyについての説明
- Autify研修課題実践
それぞれについて対応したこと、意識したこと、簡単な振り返りについて書いていきます。
自己紹介
アイスブレイクも兼ねて自己紹介の時間を長めに取りました。
インターン生の緊張をほぐすことで課題研修時に質問等がしやすくなれば良いなという狙いがありました。
初対面だし自己紹介は基本ですよね。
事前にNotionで自分の自己紹介をまとめておき、当日は外部ディスプレイに表示しながら話しました。
一部しかお見せできませんがNotionのスクリーンショットを貼っておきます。
基本的なプロフィールや趣味などを簡単に話し、インターン生に対し「あなたはどうですか?」と話を振って話してもらうという雑談のような流れで進めました。
(いきなり自己紹介してください、ってだけだと中々酷だと思いません…?)
1時間程使ってしまいましたが、以降の座学や課題実践中に思ったことや質問が想定より出てきたため、狙い通りいったのではないかなと思います。
テスト自動化についての説明
なんとなく場が和やかになったところで、次にテスト自動化についての説明を行いました。
あくまで1日だけの体験ですし、インターン生に「そんなお仕事もあるのか」と感じてもらえさえすれば良いと考え、簡単な説明までとさせて頂きました。
事前準備で説明するときに何を使おうかと悩んでいたところ、この記事に行き当たったので使わせていただきました。
インターン生の知識レベルが事前にはわかっていなかったので、実際に説明しながら反応を見て掘り下げたりわかりやすそうな例えを話したりしました。
おおよそどういうものか理解してもらえれば良かったので、概要の説明のみに留め、あまりにも実務寄りな解説は避けました。
こちらはテキストと口頭で説明しましたが、後から思い返すと「テスト自動化」を知らない学生の方からするとピンとこない部分も多かったのではと思いました。動画や自作のスライドを用意しておけば良かったかなと思います。
インターン生は最終日に発表会があったので、発表時のスライド作りに役立てるものという意味でも…。
Autifyについての説明
※Autify自体の説明については、ひよこ隊長が執筆した記事がありますので以下を参照ください。
テスト自動化について全体像を理解してもらえたところで、次はAutifyについての説明を行いました。
課題開始までの下ごしらえが中々大変です。
課題で使用するツール自体の説明として、また、大変そうなテスト自動化をちょっと楽にしてくれるツールのひとつとしてこういうものがあるよということを説明しました。
説明にはテストオートメーショングループ内の資料にあるAutifyのデモ動画を使わせていただきました。
課題に関わりそうな箇所は都度動画を止めて、口頭で補足しながら説明しました。
Autifyの説明に関しては、実際に動く様子を見せながら説明できたので良かったと思っています。
テスト自動化についての説明と同様に、おおよそのイメージをつかんでもらえてそうであればOKとしました。
Autify研修課題実践
下ごしらえを済ませてようやく本題です。
自チームで作成したAutify用の研修課題を実際にインターン生の方にチャレンジしてもらいました。
Autifyの研修課題を通じて、実際にテスト自動化がどういうものか体験してもらうことが目的なので課題の達成度合いは問いません。
研修課題の目的はざっくり以下となります。
- 基礎編
- 簡単なテストケースを使用してAutifyで自動テストのシナリオを実装する
- 操作手順の記録(レコーディング)
- アサーションによる期待値確認
- ステップグループ作成などAutifyの機能を使用する
- 作成したシナリオの実行
- 簡単なテストケースを使用してAutifyで自動テストのシナリオを実装する
- 応用編
- CSV参照の機能を使用する
- スマートフォンの画面サイズでの動作確認
- ロケータ機能を使用する(CSSセレクターを使用する)
- Javascriptを使用してシナリオを実装する
基礎編はAutifyの操作に慣れてもらうための内容、応用編はより自動化エンジニア的な内容になっています。
応用編まで進めなくてもAutifyを使用したテスト自動化の体験としては充分だと思います。
(今回のインターン生の方は応用編まで進んでくれました。素晴らしい!)
研修課題自体が簡単な自動化用テスト設計がされた状態のため、実際にレコーディング作業から始めることができます。
こんな感じです↓
また、せっかくなので課題に取り組んでいる最中は少しだけ実際の業務の雰囲気に近づけようと思い、事前に進捗報告用のチャンネルをSlackに用意しておきました。
課題がひとつ終わる度にSlackで報告をしてもらいました。
関係者だけでなく社内の他の部署の方々にも進捗報告にスタンプで反応してもらいました。
(スタンプいっぱいつけてもらえると嬉しいですよね?ね?)
皆さんご協力ありがとうございました。
課題のテストケースについて「確認内容が何を指しているのか」などの質問をもらったので研修課題自体へのフィードバックも得ることができました。
まとめ
ざっくりとではありますが、以上が私が講師を担当し、インターン参加して頂いたテスト自動化体験の内容となります。
私自身、インターンに参加したことがないのではっきりしたことは言えないのですが…
「楽しそうな仕事だな」「働くことが楽しそうな会社だな」という印象を学生に持ってもらうことが、今回のゴールということを念頭に置きながら自動化体験の講師を務めました。
今回、インターンに参加していただいた学生の方が当社の仕事や「テスト自動化」に興味を持ち、将来の選択肢にソフトウェア品質に関わる仕事を含んでもらえれば、私としては大成功だったのではないかなと思います。
もちろん今回の反省点は次に活かしたいです。
人に説明することも常日頃意識して業務に取り組んでいきたいですね。