みなさん、こんにちは! ゆーすけです。
前回の記事で
- JSTQB/ISTQBとはなんぞや
- まずは入り口でもあり、現状全ての受験条件でもあるFoundationからはじめよう!
という内容を書かせていただきました。
2022年2月試験が終わったばかりの人、これから受けようか考えている人、概要は分かったけど肝心の中身が分からんなど、様々な人がいると思いますが、
今回は上記にもあげたFoundationのことを書いてみたいと思います。
シラバス
まず、本編に入る前にシラバスをのぞいてみましょう。
※FLのシラバスはこちら
<JSTQB認定テスト技術者資格-シラバス(学習事項)・用語集->
学習機関やIPA(情報処理推進機構)などでシラバスに触れたことがある人には、「これがシラバスなの?」と思われる方もいるかもしれません。
※自分の場合はJSTQBでシラバスというものに初めて触れたので、逆の意味で「これがシラバス……なの?」と思った記憶があります。
シラバスの中身としては、「章単位での学習の目的」「キーワード」で構成されていますが、JSTQB/ISTQBシラバスでは、学習目的のみを記載するのではなく、その目的に対しても詳細なテキストが用意されています。
Foundationレベルは公式参考書も出ていますが、シラバスだけでもかなりのボリュームがあり、こちらを活用するだけでも十分資格合格が可能な勉強しやすい内容だということができます。
現状(2022年2月)、上位資格であるAdvnced Levelには日本での公式参考書は発売されていないので、Foundationからシラバス読み込みの習慣をつけておくとよいでしょう。
Foundationの構成
肝心のシラバスで取り扱われている知識領域としては
1:テストの基礎
2:ソフトウェア開発ライフサイクル全体を通してのテスト
3:静的テスト
4:テスト技法
5:テストマネジメント
6:テスト支援ツール
の6章で構成されています。
Foundationレベルで触れられている内容は基本的なものが多いですが、
上位資格はFoundationの知識は取得、活用している前提となりますので、
Foundationの段階でしっかりと基礎固めをしておくことによって、学習、業務効率向上(特に社内、社外での用語統一がはかりやすいのが大きい)および上位資格学習時のスタート地点がかなり違うかたちとなります。
ちなみに自分は未だに故障、欠陥などは100%の自信をもって言い切る自信がなく、都度「あってるっけ?」と調べる状態になっているので、そのようなことがないようにしてもらえればと思います。
ただし、用語に関しては、JSTQB/ISTQBの定義だけでなく、業界業種ごとに異なる定義があったりするので注意が必要です。
例えば、同じ「デバッグ」という言葉でも
- ゲーム領域
デバッグ = デバッガ― = ゲームテスター - IT領域
デバッグ = 不具合を取り除くこと
という意味合いになると思います。
その違いを認識せずに、IT領域のお客様に「弊社デバッグサービスでは……」みたいなことを言うと
「いや、御社がやっている領域はデバッグじゃないでしょう?」
とツッコまれることが昔のあるあるでした。いかに昔は用語を軽視して活動していたか、ということが今恥じることが多いです。
そのようなことにはならないように注意しましょう(2回目)
次回
本当はFoundationの内容は3回程度にまとめるつもりでしたが、2回目の時点で本編に一切はいれていない状況になるので、次回こそ中身に触れた紹介を行います。
テスト基礎~ライフサイクル~静的テストまで書ければと思いますが、おそらく基礎だけで終わるんじゃないのか??と冷静に思っています…
とはいえ、自分の頭の整理も含めゆっくりとまとめていければと思いますので、もしよければ次回を見ていただけると嬉しいです!
シリーズ一覧
JSTQB学習のススメ #1 〜JSTQBとは〜
JSTQB学習のススメ #2 〜Foundation〜
JSTQB学習のススメ #3 〜Foundation〜
帰ってきた JSTQB学習のススメ #4 〜Foundation〜
JSTQB学習のススメ #5 〜Foundation〜
JSTQB学習のススメ #6 〜Foundation〜